西洋医学と東洋医学では、
健康についての考え方が異なります。
今回は、その違いについて、まとめます。
西洋医学は正常値や基準値を重視
日本の大多数の病院が、西洋医学の考え方に基づいて診断しています。
よって、西洋医学の健康についての考え方は、ある程度、想像できると思います。
西洋医学では、
「体や心がある一定の状態を保つことが健康であり、
一定の状態から外れたら病気」
という健康についての考え方が根底にあります。
例えば、普段、私たちも行っていると思いますが、
体調が悪い場合、まず、体温を計りますよね。
体温が平熱であれば正常、熱が上がったら病気であると考え病院に行って、熱を下げる薬を処方して貰いますよね。
体温の場合、「平熱」が正常値(基準値)となり、
熱が上がると異常と診断し、熱を「平熱」に戻そうとする。
この考え方が西洋医学の健康に関する考え方です。
西洋医学の考え方は、正常値や基準値という「数値」で表すため、正常か異常かが、目に見えるため、西洋医学の考え方が広く浸透しているんだと思います。
しかし、唯一の欠点は、数値上では正常であるのに、本人は、異常だと感じている場合に、判断ができないという事です。
病院で問診が必ずあるのは、数値に表れていない異常を見つけるためなのですね。
東洋医学では
「体調は常に変化する」
ものと考える
東洋医学は、
「体の中のすべてのものは絶えず変化し、
絶えず変化する状態こそが健康である」
という健康についての考え方が根底にあります。
私たちの体や心は、食事や住まい、天候、人間関係などにおいて、常に体外からさまざまな影響を受けています。
またそれと同時に、加齢や体質の変化、疲労、ストレスといった体内からの影響も受けています。
これらの影響を受けても、
自然治癒力が働き、
常に健康を保っている状態。
この状態が、東洋医学では、健康であると考えます。
逆に、自然治癒力が働かず
体や心が変化していない(停滞している)
場合が、異常と考えます。
例えば、冷たい風が吹いて「あっ、寒いな」と感じても、
体内は、特に寒さを感じていない状態は、健康の状態と言えます。
ところが、冷たい風に晒され、体が冷え、
「うっ、お腹痛い!」と感じているなら、
体が常に冷えている(停滞している)状態で、
健康ではない状態と言えます。
体や心のバランスが取れているかをチェックし、
そうでない場合に、バランスを整えるようにするのが、
東洋医学の基本的な考え方なのですね。
まとめ
今回は、西洋医学と東洋医学についてまとめました。
西洋医学と東洋医学の考え方を併用すると、健康を維持するためにもベストだと考えられます。
健康を維持したいと思っている方は、医学の勉強をするとかなり役に立ちます。お勧めです。
私のブログでは、これからも医学的な内容を投稿していこうと考えています。
次回を楽しみにして頂けると幸いです。
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